古代ローマのレシピ集アピキウスの『料理書』とは/誰が書いたのか/どうやって伝わったのか/どこで見られる?
古代ローマから伝わる『アピキウスの料理書』のレシピに沿ってエビ料理を作りました。古代ローマ風のソースがポイントです。
1世紀後半。古代ローマに大プリニウスという博物学者がいました。 ↑画像wikimediacommonsより 大プリニウスは大変勤勉で好奇心旺盛な人でした。勉強に費やす時間以外はすべて時間の浪費であると考えました。彼の甥の小プリニウスは手紙の中で伯父プリニウス…
どうも、にゃこめしです。 今回も古代ローマの美食家アピキウスのエピソードです。 紀元二世紀頃の作家、アテナイオスの「食卓の賢人たち」にはこんなエピソードが見られます。 アピキウスという男がいました。彼は非常に金持ちで贅沢な男で、何百万ドラクマも…
どうも、にゃこめしです。 先日、1934年のアメリカ映画『クレオパトラ』を見ていると、とても気になるシーンがありました。 何と、小鳥の焼き鳥が登場するのです。 古代ローマの将軍アントニウスとクレオパトラが出会うシーンです。クレオパトラは自身の色気…
ベランダ菜園での実験、豆苗からキヌサヤ(エンドウ豆)は育つのか。 2021年春はこの実験は大成功でたくさんのキヌサヤが収穫できました。 その事に味を占めて、2022年春も豆苗からキヌサヤ(エンドウ豆)を育てました。最初から最後までの記録を備忘録的にまと…
ローマのモザイク画に何度も描かれるテーマ「伊勢エビとタコの戦い」これは一体何を意味しているのでしょうか?アリストテレスはどう関係している?ウツボとの関係は?三すくみか三角関係か、それとも共生か、現実の生態との比較、考察
ポンペイ展の展示より食べ物に関するものを深堀り。感想や解説と共に紹介。食材としての小鳥/魚介類への情熱エビ、タコ、ウツボ/ローマの醤油か?魚醤ガルム/古代のパンとパトロヌスとクリエンティス/調理器具 鍋、湯沸し器、保温器
ポンペイ展の展示品の中から食べ物に関するものを解説。見どころや豆知識について語ります。 パン、調理器具、壁画からうかがえる当時の食生活。展示や解説に対する疑問点にも言及。 ポンペイ展がもっと面白く感じられるかも?
ししごろしという豆について/兵庫県佐用で購入/その正体は黒千石大豆という大豆の一種/黒千石大豆の歴史/豆ごはん・炊き込みご飯を作ってみた
古代ローマの美食家、アピキウス(アピシウス)が愛したハーブ、ラヴィッジ(ラベージ・ロベージ)について書いています/アピキウスの料理帖にみられるラヴィッジの使用法/どのような味と香りだったのか/どのような植物だったのか/種子を入手
ツタンカーメンの副葬品には肉のミイラがあった/肉のミイラの作り方/何のための肉のミイラか/肉の種類、何の動物の肉か/ツタンカーメンの曾祖父母イウヤとトゥヤの副葬品で発見された肉のミイラ
古代ローマではウツボが養殖されていた/初代皇帝アウグストゥスが招待された饗宴/ウツボの養殖池に奴隷を投げ込むよう命じた残忍な美食家ウェディウス・ポリオ/
ミノカサゴは食べられるのか/毒針の位置/さばき方/ミノカサゴはどんな味か/調理法
古代ローマの美食家、アピキウス。 その謎に満ちたレシピ集、『料理帳』。 今回もその中から比較的材料が手に入りやすいレシピを選んで古代ローマの食事を再現してみます。 最初に白状しておきますが、今回は事前の資料の調べ方が不足していて、ちょっと違う…
古代ローマの料理、アスパラガスのパティナを再現。古代ローマの美食家アピキウスの『料理帖』に記されたレシピを読み解き、現在で代用可能な食材を探り、レシピを公開しています。古代ローマの食文化を身近に感じてみませんか
どうも、にゃこめしです。 最近体重が気になります。体調管理の強い味方は野菜スープなのですが、もう少しお腹に溜まるものが食べたい時は、スープに麦を入れるのがおすすめです。 スープ全体に優しいとろみがつくので、満足感が増し、体も温まります。 使う…
どうも、にゃこめしです。 本日はコロナがまだ発生する前、熊本へ行った時に購入した干したけのこを料理したいと思います。(乾物なので賞味期限は…ちょっと過ぎてたけど大丈夫(笑)) ちなみに私は、筍を料理した事はあっても、干したけのこは初めてでした。 …
どうも、にゃこめしです。 『ルイ16世のコロッケ』というレシピを海外のサイトで発見したので、作ってみる事にしました。 ベルサイユ宮殿でこの料理が食べられていた…かは分かりませんが、ルイ16世とジャガイモは切っても切れない関係にあります。この時代に…
どうも、にゃこめしです。 前回のブログでは赤いナイルティラピアを食べた話をしました。 今日は黒いナイルティラピアについてです。 時代は1964年末、魚類学者でもある上皇様(当時は皇太子殿下)はタイ王国を訪れた際、農村の食糧難を救う手立てとして、テ…
どうも、にゃこめしです。 ベトナム食材の店でティラピアを買いました。姿のまま、しっかりと真空、冷凍されています。 ティラピアというのは、一種類の魚を指す言葉ではなく、主にカワスズメ科などの淡水性食用魚、数種類をまとめてこう呼びます。 世界中で…
どうも、にゃこめしです。 最近、鍋で作るタイプのポップコーンを常備しています。家で作ると塩分や油分が調節できるので、スナックが食べたいけどカロリーが気になるときに重宝しています。 ところで、ポップコーン用のコーンと普通のコーンの違って、何か…
昨日は節分だったので、あちこちで巻き寿司が売られていました。私には巻き寿司を見るといつも思い出す、高校生の頃の思い出があります(20年程前・・(笑)) 高校三年生の時にお世話になった担任は、おばあちゃん先生でした。 真面目で、厳しくて、髪の毛は…
古代ローマの美食家アピキウス(アピシウス)について/古代ローマのレシピ集アピキウスの『料理帖』/哲学者セネカの語るアピキウスの人物像/アピキウスは何人か存在した?/紀元前・1世紀・2世紀のアピキウス
古代ローマで好んで食べられていたヒメジ(ルジェ)という魚について。皇帝ティベリウスに献上された巨大なヒメジの話、美食に驚くべきお金をかけたローマ人達、美食家アピキウス(アピシウス)とオクタヴィウスの競り合い
南太平洋のトンガ諸島にある海底火山「フンガ・トンガ」で1月15日1時ごろ、大規模な爆発が起こりました。恥ずかしながら私は最初、ニュースを見ても事の重大さがあまりピンと来ていませんでした。トンガの方々の事はもちろん気になるし、気の毒に思いま…
ジャガイモがフランスの民衆に食べ物として利用されるまでにはルイ16世とマリーアントワネット、植物学者パルマンティエの努力と面白い作戦がありました。ジャガイモの歴史/マリーアントワネットが愛したジャガイモの花/ルイ16世とジャガイモ
どうも、にゃこめしです。 本日の珍しい食材は…よしなのムカゴです! よしなは、山の渓流や沢などの水が綺麗で湿潤な環境に生えている山菜です。 標準和名はウワバミソウといい、イラクサ科の多年草です。「よしな」というのは長野県や新潟県あたりの呼び名…
どうも、にゃこめしです。 先日、「ダビデの星」という品種の大きなオクラが手に入りました。名前がカッコ良すぎて厨二心をくすぐります。 見てください、この大胆なデカさ。 普通のオクラと比べると、この通りです。 これだけ大きいと、食感は硬いのではな…
どうも、にゃこめしです。 今回は食材の話…ではなく、食べてはいけない物の話になります。魅力的かつ恐ろしい食材、キノコ。 毎年、毒キノコ中毒で亡くなった方やキノコ狩りに出かけて事故に遭われた方のニュースを耳にします。 私がここ一年間で読んだ本の…