エソの骨全部抜いてみた

エソという魚があります。 高級かまぼこや練り製品の原料になる事が多いです。味はとっても良いのですが、あまり馴染みがないという方も多いと思います。なぜなら、小骨が多くて食べにくいのです。 少し前になりますが、特大サイズのエソが届きました。 小さ…

イエス・キリストとスズメの焼き鳥の話

スズメの焼き鳥を食べたことがありますか? 私は二度、食べたことがあります。一度目はあの有名な、京都の伏見稲荷大社の参道近くで売られているもの。二度目は焼き鳥屋さんで(どちらも10年ほど前)。 羽毛を取られたスズメは悲しいほどに小さく、空を飛…

古代オリンピックとオリーブと月桂樹とセロリと松の話

オリンピックの起源が古代ギリシャの祭典、オリュンピア祭であった事は誰もがご存知と思います。では、勝者に贈られるものは何だったでしょうか? 金メダル? 賞金? 実はオリュンピア祭の勝者に贈られるのは、オリーブの枝で編んだ冠でした。 月桂樹の冠と勘違…

ウナギと虚空蔵菩薩の話

土用の丑の日が近づき、あちこちでウナギのチラシやのぼりを目にします。 ところで、昔は地域によっては「丑年又は寅年の生まれだから、ウナギは食べない」と言う人が居たのだそうです。 生まれ年の干支で決まる守り本尊 虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)とはどん…

サザナミヤッコを食べる

鹿児島・枕崎からサザナミヤッコが届きました。南の温かい海の魚、といった感じです。サンゴ礁が似合います。水族館の人気者。 幼魚と成魚は模様がまったく違います。幼魚はその美しさから海水魚を飼育する人達には人気者なのだとか。しかし、大きくなるんで…

ちゃぶ台返しはいつから存在したのか

昭和の頑固オヤジといえば、ちゃぶ台返しですね。有名なのはやはり、巨人の星の星一徹でしょう。そのパロディは数知れず。しかし、このちゃぶ台返し、いつの時代から存在したのでしょうか。気になったので調べてみました。 前提条件 ちゃぶ台の始まり ちゃぶ…

蔓菜(ツルナ)の食べ方とキャプテン・クックの話

ツルナとはどんな野菜? ツルナは生では食べられないのか? ツルナのオススメ料理方法 ツルナとキャプテン・クックの話 ツルナは本当に壊血病の対策として有効だったのか考察してみる 参考HP ツルナとはどんな野菜? 蔓菜(ツルナ)は海辺の砂浜や岩壁に自生し…

白身魚のフライとホキとデコラの話

セブイレブンの明太のり弁当を食べた ホキとはどんな魚 デコラとはどんな魚 大量流通の魚と未利用魚 まとめ 参考文献/HP セブイレブンの明太のり弁当を食べた 今日はいろいろあって一日中、ドタバタしていたので昼ご飯(夕方になってしまいましたが)はコン…

加賀太きゅうりの食べ方の話

ずんぐりむっくりなフォルムに惹かれて買いました。加賀の伝統野菜、加賀太きゅうり(かが・ふときゅうり)。 普通のきゅうりと同じように使ってはいけません。美味しく食べるためには、下ごしらえの方法が少し違います。 まず、皮は固いので、皮を剝いて使…

エンダイブとチコリの名前の話

エンダイブを手に入れたので、本日はエンダイブとチコリーについてのお話。 エンダイブ/チコリとは? チコリとエンダイブの名前―英語とフランス語の混乱― 美味しんぼの茶番劇 チコリとエンダイブの名前は古代エジプトとギリシャでも混乱していた? まとめ 参…

タコのゆで方 生ダコをキレイなゆでダコにする下ごしらえの方法

タコを生の状態から料理する機会って、少ないですよね。スーパーに売っている、アノ状態にするまで、下処理になかなか手間がかかるものです。 ところが! 釣りをする友人から生のタコをもらった! 実家や親戚から生のタコを送ってきた! テンション上がって生ダ…

一切れ、三切れ、何と読みますか?たくあん一切れ、三切れは縁起が悪い?

「1切れ、2切れ、3切れ、4切れ」。 何と読みますか? 「ひときれ、ふたきれ、みきれ、よきれ」 でしょうか?それとも、 「いちきれ、にきれ、さんきれ、よんきれ」 でしょうか。 お造りや漬物の盛り合わせなどは、人数に合わせて何切れずつにするかお客様…

しっかり発酵した漬物が好きなんだ

酸っぱい漬物が好きです。しっかり乳酸発酵させた味の漬物が。 酸味と旨味で舌がギューッてなって脳みそまで快感でしびれます。これを書いているだけで唾液腺が刺激され、私はパブロフの犬と成り果てております。 すぐき、飛騨の赤かぶ漬、糠漬け。 ザワーク…

九条ネギの話

京野菜、九条ネギ。 京野菜の中でもかなりメジャーな存在です。 刻んだ九条ネギをてんこ盛り乗せたラーメンやら、刻んだ九条ネギたっぷり入れたお好み焼き・ネギ焼きやら、ジャンキーな食べ物とも合わせて使いやすいのか、外食産業的に人気ある印象。 ただし…

豆苗からキヌサヤを育てる

和食の煮物は美味しいのだけれども、色目が単調になりがちです。そんなとき、頼りになるのがキヌサヤです。さっと湯がいて仕上げに飾るだけで色彩を添えてくれる頼もしい存在です。 ところが、お値段が少しお高め。 十数本入ってだいたい298円くらい。傷んで…

ブロッコリーを生で食べない理由を論破してみる

『ブロッコリーを生で食べると健康効果が高くなるという事が科学的に証明されている』という情報を耳にする事が多くなりました。 メンタリストDaiGoさんや鈴木祐さんが発信されている情報を私も耳にします。 私はブロッコリーは生でも茹でても美味しいと思う…

山帰来餅と柏餅の話

柏餅のシーズンがやって来ましたね! 柏餅に使われているカシワという植物はブナ科の落葉広葉樹です。秋には大きなまん丸のどんぐりを実らせます。 ところで、京都市内出身の私は、カシワのどんぐりを拾った事は…無いのです。 照葉樹林帯が中心の西日本では、…

ツタンカーメンのエンドウ豆

爽やかな季節です。スーパーの店頭にもエンドウ豆がたくさん並んでいます。旬ですね。 ところで、「ツタンカーメンのエンドウ」をご存知の方も多いと思います。さやが紫色をしたエンドウ豆です。中の豆は普通の緑色ですが、豆ごはんにするとごはんがお赤飯の…

熊楠とニラの味噌汁の話

スーパーでニラが半額だったので、朝の賄いはご飯と納豆とニラの味噌汁。 (朝、といっても居酒屋稼業は生活が夜型にずれるので、10時半頃が朝ご飯です) 今のご時世、マスク着用が基本なので、ニオイを気にせず朝からニラでスタミナつける事ができるゼ。 博…

節分なのでカナガシラの話

節分に食べる魚といえばイワシですね。 私の住んでいる地域でもイワシを食べます。 しかし長崎県では節分に食べる魚といえば、カナガシラなのだそうです。 このカナガシラという魚、知名度が今ひとつのようですが、地域によっては縁起物として用いられる魚で…

マトウダイと聖ペテロの話

大きな口に長くたなびく背ビレ。全身をぐるり取り囲むようにとげが囲み、その真ん中に目を引く黒い紋様。絶大なインパクトのある御姿の魚、マトウダイ。 漢字では「馬頭鯛」と書きます。この魚の口は摂餌の際に大きく前方に伸びます。その顔が馬のようだから…

冬至の日の雑談

「かぼちゃよかぼちゃ、かぼちゃさん。馬車になって私を素敵な王子様の所へ連れて行っておくれ」 プリンセスは言いました。 するとかぼちゃは答えました。 「無理。」 プリンセスは髪を振り乱し、斧を掴むとかぼちゃ目がけて振り下ろしました。 あわれなかぼ…

ルジェという魚の話

フランスでルジェ(rouget)と呼ばれる魚があります。名前から予想出来る通り、赤味がかった色が美しい魚で、フランス料理の高級食材です。これはヒメジの仲間のストライプド・レッド・マレットという魚です。 (ちなみにrouget poissonで検索をかけると、様…

ヒマラヤ岩塩と恐竜の話

私は仕込み中にラジオを聴く事があります。NHKの「子ども科学電話相談」はお気に入りで、いつも聴き逃し配信サービスで聴いています。 11月22日の放送で、岩塩についての質問がありました。 その時の名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司先生のお話はとても興…

鮭の祟りと鮭供養の話

各地の鮭漁もピークを迎え、スーパーの店頭にも秋鮭の切身が並んでおります。 鮭は昔から日本人に馴染みの深い魚でした。 さて、鮭のレシピとかではなく、いきなり民話や伝承の話になって恐縮ですが、鮭の美味しい食べ方はすごいいっぱいあるので、適当にグ…

オニダルマオコゼを喰らふ話

鹿児島は枕崎から魚を仕入れた際、オニダルマオコゼが一緒に入荷しました。いつも珍しいお魚があれば送って頂いてます。感謝! ちなみに、扱いが難しい魚なので今回は、賄いでいただきました。 写真だと、こんな感じです。 背鰭には強力な毒針があります。ぶ…

むかごの話

コロコロと可愛く、ホクホクとした旨味。茹でても、蒸しても、揚げても。むかごの季節になりました。むかごとは、山芋や長芋の蔓と葉柄の間にできる球芽の事です。 山芋の標準和名はヤマノイモ。栽培されたものが山芋、自生するものは自然薯と呼ばれて珍重さ…

コトヒキという魚の話

コトヒキというお魚の名前の由来や別名について。ちょっとだけ調理法も。

はじめに

どうも、こんにちは。 にゃこめしと申します。 今にも潰れそうな小さな居酒屋の料理人をしております。 このブログはさまざまな食材について、私が調べた事を書いていくブログです。 私は歴史や文化や雑学などいろいろな事を調べる事が好きなのですが、中で…