にゃこめしの食材博物記

YouTubeチャンネル「古代ローマ食堂へようこそ」の中の人のブログ。古代ローマの食文化についての記事を中心に、様々な歴史や食文化について調べて書いているブログです。

豆苗からキヌサヤを育てる

和食の煮物は美味しいのだけれども、色目が単調になりがちです。そんなとき、頼りになるのがキヌサヤです。さっと湯がいて仕上げに飾るだけで色彩を添えてくれる頼もしい存在です。

ところが、お値段が少しお高め。

十数本入ってだいたい298円くらい。傷んでしまわないように気をつけて保存しつつ少しづつ使っている状況です。

うちは小さな飲食店なので、1〜2本づつ、毎日欲しい。そうすれば鮮度の良いものを毎日使えます。

そんな時、運命の出会いを果たしました。

 

スーパーで見かけた豆苗。

年中どの季節も安定した価格で買えて、いろいろな料理に使いやすい、庶民の味方の野菜です。

そして、再生野菜としてもメジャーな存在ですね。

一度使った後の豆苗の根元の部分を水に漬けておくと、もう一度芽が出て使えるようになります。

阿佐ヶ谷姉妹が部屋の窓辺で育てていたエピソードも有名なようですね(笑)

 

 

ところで、パッケージには「豆苗とはエンドウ豆の新芽です」と書かれています。

ならば、育てればエンドウ豆がとれる、つまり若いうちに摘み取ればキヌサヤが収穫できるはず。

試してみました。

 

まずはスーパーで豆苗を買います。

根本の塊から数本を豆ごと抜き取ります。根が切れてしまっては生育に影響がありそうなので、キレイに抜き取れたもの数本を使います。

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塊ごと植えても良かったのかもしれませんが、すべてが育ってしまうと過密状態になってしまいます。なので、今回は数本だけ植えて、後は美味しく頂きました。


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植え付けたのが1月2日でした。

そこからしばらくは植木鉢から豆苗がヒョロリと出ているだけの情けない状態。

育ちもしないけど、枯れはしなかったので、根がついているなと思い水をやり続けました。すると…

 

いつの間にか大きくなって花が咲きました!

この写真は4月16日に撮ったもの。f:id:nyakomeshi:20210428015800j:image

さらに…

4月20日

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丸で囲った所に実ができました!

キヌサヤとして使えます!

いざ収穫!

4月27日
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さらに…

4月30日
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5月8日

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5月10日

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エンドウ豆としても!

(ちょっと小ぶりサイズだけど)


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5月11日現在、豆苗から育ったキヌサヤ、まだまだ絶好調成長中です。

ちょっとしたベランダでもこんなに立派に育ってくれて、感謝感激です。

それにしても、お客様のお料理の飾り用に育てていたのに、緊急事態宣言とやらで営業ができない…

キヌサヤ、すべて賄いで美味しくいただきま~す!!

以前、ツタンカーメンのエンドウ豆についても記事を書きました。

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