にゃこめしの食材博物記

YouTubeチャンネル「古代ローマ食堂へようこそ」の中の人のブログ。古代ローマの食文化についての記事を中心に、様々な歴史や食文化について調べて書いているブログです。

黒いナイルティラピアと上皇様の話

どうも、にゃこめしです。

前回のブログでは赤いナイルティラピアを食べた話をしました。

今日は黒いナイルティラピアについてです。

 

時代は1964年末、魚類学者でもある上皇様(当時は皇太子殿下)はタイ王国を訪れた際、農村の食糧難を救う手立てとして、ティラピアの養殖を進めました。

そして翌年、日本で養殖されたティラピア50匹がプミポン国王(当時)へ送られました。

その50匹のティラピアは繁殖させて一万匹にまで増やされ、各地の水産試験場へ送られました。

そして今では、タイ料理に欠かせない食材となっています。

 

タイでは明仁内親王(現・上皇様)にちなんで、ティラピアはプラーニンという名前で呼ばれています。

 

ティラピアを食べてみて思ったのは、あのコクのある味は、タイ料理の甘辛いソースやスパイスにぴったり合うだろうという事です。

いつか、タイへ旅行して、本場のプラーニン料理を食べてみたいものです。

 

参考HP

朝日新聞デジタルより

タイが愛する陛下の魚 半世紀で養殖拡大、今や国民食

https://www.asahi.com/amp/articles/

 

ジルティラピア(セント・ピーターズ・フィッシュ)とマトウダイの話はこちらから↓


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