にゃこめしの食材博物記

YouTubeチャンネル「古代ローマ食堂へようこそ」の中の人のブログ。古代ローマの食文化についての記事を中心に、様々な歴史や食文化について調べて書いているブログです。

干し竹の子の話

どうも、にゃこめしです。

本日はコロナがまだ発生する前、熊本へ行った時に購入した干したけのこを料理したいと思います。(乾物なので賞味期限は…ちょっと過ぎてたけど大丈夫(笑))

ちなみに私は、筍を料理した事はあっても、干したけのこは初めてでした。

カラカラに乾いて軽く、見た目は何かの工芸品のようです。

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袋から出したらこんな感じです。
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これを一晩、たっぷりの水に浸けてもどします。しんねりと柔らかくなりました。しかし、なかなか繊維質なのが気になります。

これを切って煮付けます。パッケージの説明書には「一口大に切る」とだけ書いてありました。
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なので、3種類の切り方を試してみることにしました。

左から順に、一口大にぶつ切りにしたもの、繊維に沿って縦に切ったもの、繊維を直角に断つように横に細切りしたものです。
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これを酒、みりん、醤油で甘辛く味付けし、軽く煮詰めてつくだ煮にしました。f:id:nyakomeshi:20220218133206j:image

なかなか面白い食感です。

歯ごたえは、しんねり、ぷっつり、とした感じです。昆布をもう少し強いような歯ざわりです。繊維は見た目に硬くて筋ばっているようにみえましたが、驚くほど気になりませんでした。

切り方によっての食感の違いもありました。

一番食べやすいのはやはり、繊維を断つように横に細かく切ったものでした。

反対に、繊維に沿って縦に切ったものは、少々硬さが気になりました。この切り方は失敗のようです。

大きめに切ったものは、意外にも繊維が気になりません。しっかりと食べごたえがあります。面白い食感を存分に味わいたいときは、この切り方が良さそうです。

今回はつくだ煮にしましたが、また今度干したけのこが手に入ったら、鶏皮と一緒にこってり炊いたり、五目ご飯やちらし寿司に入れたりして、いろいろ楽しみたいと思います。

あと、中華風に鶏ガラスープや味覇と醤油で濃い目の味付けにするのも楽しそうです。ラーメンに乗せたい気分。

おつまみにも良さそうです。