にゃこめしの食材博物記

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ツタンカーメンとお肉のミイラの話

どうも、にゃこめしです。
非常食の肉の缶詰を一晩で食べてしまい、只今猛反省中です。
保存食って、大事ですよね。f:id:nyakomeshi:20220329161517j:image

古代エジプトの王族達も牛肉や家禽の肉など、いろいろなお肉をミイラにして保存していました。そのレシピは以下のようなものです。

  • まずは美味しそうなお肉を塩漬けにしてゆっくり、しっかりと乾燥させます。
  • そして布や包帯で巻きます。
  • 樹脂で覆い、防腐処理を行います。
  • 細かい編目のカゴや、木の箱などに収めて、
  • 王族のミイラや副葬品と共に埋葬しました。

それらは、死後の世界で食べ物に困らないようにする為のものでした。

 

日本で一番名の知られているファラオといえば、ツタンカーメンでしょう。

この美しき少年王のお墓からも、数々の副葬品と共にお肉のミイラが発見されています。

(出土した様々な食品の中で)肉に関して述べるなら、4ダースの木箱にはさまざまな肉のミイラが入っていました。骨付きの牛肉の切り身がたくさん、9羽のアヒル、4羽のガチョウ、そしてさまざまな種類の小鳥の肉。

他にも保存された食品が発見されています。大麦や小麦、イチジクやブドウやメロンなどの様々な果物(ドライフルーツ?)、ワインに蜂蜜。死後の世界でも美味しいものが食べられるように、色々準備されていた事がわかりますね。

 

更に、ツタンカーメン王の曽祖父イウヤと曾祖母トゥヤの墓からもお肉のミイラがたくさん発見されています。

17個の木箱の中に、リネンで包まれた子牛の足、アンテロープ(レイヨウ)の肩肉、3羽のガチョウ、鳩と思われる小鳥

などが発見されたようです。

当時の食生活の一端が垣間見えます。ツタンカーメンの曽祖父母イウヤとトゥヤは王族ではなかったものの、上流階級の人物であったことは間違いありません。日々、豊かな食生活を送っていたことでしょう。

これだけ準備万端なら、死後の世界でもおいしいお肉が食べられそうですね。

私はアンテロープのお肉が食べてみたいです!

 

↓こちらもツタンカーメンについて書いてます。


ツタンカーメンのエンドウ豆 - にゃこめしの食材博物記

 

参考HP

Nationalgeographicより

Packing Food for the Hereafter in Ancient Egypt


Packing Food for the Hereafter in Ancient Egypt