古代ローマの主食はパンでした。
「パンとサーカス」などという言葉は有名ですよね。
政府は小麦を配給して庶民の生活を支え、お金のある有力者達は円形闘技場で催し物を開催し、皆を楽しませました。
しかし、普段はパンを食べるローマ人達でしたが、
実は麦のお粥もローマ人の好きな食べ物でした。
昔からパン食が中心だったギリシャ人に比べて、ローマ人は「お粥すすり」と揶揄されるぐらいによくお粥を食べました。
今回は古代ローマ人のソウルフード、麦のお粥を炊いてみたいと思います。
用意したのは挽き割りのスペルト小麦です。今回はポーランド産のものを購入しました。胚芽やふすまを一部残してあるので薄茶色です。
鍋に小麦100gと水550ccを入れ、強火にかけます。
水分が沸騰したら弱火にして15分。
吹きこぼれに注意しながら炊き上げます。
麦の粒がふっくら柔らかくなったら出来上がりです。
お金のない庶民はこのお粥をガルムやアレックで味付けしただけのものを食べました。それだけでも素朴で美味しいのですが、やはりおかずが欲しくなりますね。
次回の記事ではもう少し豪華なお粥を作ってみたいと思います。