にゃこめしの食材博物記

YouTubeチャンネル「古代ローマ食堂へようこそ」の中の人のブログ。古代ローマの食文化についての記事を中心に、様々な歴史や食文化について調べて書いているブログです。

赤いナイルティラピアを食べた話

どうも、にゃこめしです。

ベトナム食材の店でティラピアを買いました。姿のまま、しっかりと真空、冷凍されています。

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ティラピアというのは、一種類の魚を指す言葉ではなく、主にカワスズメ科などの淡水性食用魚、数種類をまとめてこう呼びます。

 

世界中で養殖されている重要な食用魚で、特に東南アジアでの養殖が盛んです。

日本に導入されたのは主に三種類で、

です。

この中でもナイルティラピアは見栄えの良い赤い個体が養殖されています。検索すると生きている時の写真がたくさん見られますが、まるで金魚のような鮮やかさです。

今回購入したこの子も、おそらくナイルティラピアだと思われます。

解凍しました。

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ウロコと内蔵はキレイに処理されていました。

ティラピアは雑食性の魚です。動物性のエサも、植物性のエサも、何でも食べます。

雑食性や藻食性の魚は、時々内臓から独特の匂いを発する事があります。私が購入したこのティラピアも例にもれず、腹腔内から少し独特の風味が感じられました。

もちろん、鮮度が落ちた匂いではありませんので、大丈夫です。三枚におろして、腹骨を取り除けば綺麗な白身が残ります。

それに、雑食や藻食性の魚は、肉食性の魚とは脂の乗り方も身の質も違います。加熱してもホロホロでジューシーで、本当においしいものが多いです。

それでは、美しい白身をご覧下さい。f:id:nyakomeshi:20220206120434j:image

脂がのった白身は、西京漬けにしました。

コクのある身と西京味噌の組み合わせは抜群です。ホロホロ、ジューシーで、ご飯がいくらでも進みます。

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頭と腹骨の部分は酒蒸しにしました。臭みは微塵も感じられません。

プリプリとした弾力のある食感がたまりません。脂には鶏肉に似たコクがあります。


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隅々まで、大変美味しく頂きました。

今度またティラピアを購入したら、鶏肉にも似たコクのある白身を生かして、唐揚げにするのも美味しそうです。