歴史の話(海外)
古代ローマの百科事典ともいえる、プリニウスの『博物誌』。全37巻に及ぶ膨大な記述は、地理や自然科学、薬学など多岐にわたります。1世紀の古代ローマで書かれたものなので、すべてが科学的に正しい内容ではなく、現代のわれわれから見ると、不思議だったり…
プリニウスの博物誌の内容と構成をざっくりご紹介。全37巻の構成とそれぞれの内容/古代ローマの百科事典、地理から自然科学、薬学から変な生き物や怪物まで
プリニウスの博物誌とは? いつ書かれた/どんな本なのか/古代ローマの百科事典?/歴史の中でどのようにして現在に伝わったのか/江戸時代の日本にも伝わっていたプリニウスの博物誌
古代ローマの食用ヒョウタンの料理をを文献に基づいて古代のレシピで再現しました。スパイシーなクミンソースで仕立てという食べ方でかなり満足度の高いお味です。
古代ローマのヒョウタン料理を文献に基づいて再現/古代ローマでククルビタ(cucurbita)と呼ばれていたヒョウタンの料理をウリ科の野菜3種類で代用して作ります。味付けはガルムとワインのソースです。
古代ローマの博物学者プリニウスの日々の生活はとても個性的なものでした。勉強時間以外は時間の浪費だと、少しの時間でもありとあらゆる手を使って読書し、執筆したのでした。
古代ローマの博物学者プリニウスの生涯について解説します。合計102巻にも及ぶ著作はいつ書かれたのか、どのような公職や軍務に就いたのか、そしてその壮絶な最期について。
古代ローマでは雌豚の希少部位が好まれました。乳房、胃袋、子宮などです。古代ローマの豚の子宮を使った料理を文献に基づいて再現し、試食してみました。
古代ローマの豚肉の加工品について/様々な種類のソーセージ、ファルキミナ、ボテルス、ルカニカ、オメンタタ、イシキア/大カトーのハムの作り方/ベーコンを用いた神々に捧げる儀式
古代ローマで豚がいかに愛されたか、それは数々の記録から伺えます。今回も、豚と古代ローマというテーマにまつわるエピソードの数々を紹介していきたいと思います。
古代ローマで最もよく利用された家畜の肉は豚肉でした。豚の家畜化の歴史と、数ある家畜の中から古代ローマでは豚が好まれた理由を解説します。
古代ローマ料理「豚の脳と卵のパテ」を資料に基づいて再現・調理・試食してみた
古代ローマの饗宴、そのメニュー構成とは/3部構成と7部構成/どんな料理が食べられたのか
古代ローマのテーブルマナー/手づかみで食べる?/スプーンや取り皿/食事中のオナラやげっぷ/食べては吐くのか?
古代ローマの饗宴は席順が厳格に決められていた?身分や立場によって上座、下座がある/「影」と呼ばれる人々/パラシートゥス(食客)とは
古代ローマ料理「鶏肉のパルティア風」シルフィウムの産地だったローマの隣国パルティアにちなんでこの名がつけられました。 シルフィウムからとれた調味料ラーセルをふんだんに使っています。
古代ローマの料理ではラーセルという調味料が風味の決め手であると珍重されてきました。 しかし、ローマ人が好んだこの植物は1世紀の終わりには絶滅してしまい、その代用品が隣国パルティアから輸入されるようになります。
古代ギリシア・ローマの謎多き薬草シルフィウムについて、古代の文献を基にどのように利用されてきたかを考察。
古代地中海世界にはシルフィウムという謎に満ちた植物がありました。 ある時は薬草として、またある時は調味料として珍重され、あまりに価値が高かった為、一世紀中頃には取り尽くされて絶滅し、最後の1本が皇帝に贈られ、その後姿を消したと言われています…
古代ローマ料理/豚肉のワインソース煮を参考文献『アピキウスの料理書』に基づいて再現しています/古代ローマの庶民が大好きだった麦のお粥をさらに美味しくするこの料理、味は実はハヤシライスに似ている?
古代ローマで庶民が饗宴の招待にあずかれる方法とは?/中にはひどい招待主もいた/詩人マルティアリスの嘆き
古代ローマの飲食店とその遺跡についてまとめ/バール・タベルナ・ポピーナとそのカウンターの遺跡
古代ローマの皇帝ウィテリウスが食べた料理を文献に基づいて再現!/詳しいレシピと作り方/試食した味の感想/材料と代用品/
古代ローマの皇帝ウィテリウスは 大変な食いしん坊だった事が文献に残されています。その驚くべき饗宴やいかに大食漢だったか、歴史家達が残したエピソードを紹介します。
古代ローマ皇帝ウィテリウスはどんな人物か/ネロの最期とユリウス・クラウディウス朝の終焉/紀元69年の四人の皇帝達ガルバ・オト・ウィテリウス・ウェスパシアヌス/激動の四皇帝の年とは
古代ローマの魚醤ガルムを家庭で即席に作る方法とは/レシピはビザンツ帝国の農業書に記されていた/実際に作ってみた味と感想
古代ローマの料理にはかかせない調味料があります。その名はガルムといいます。これらは日本料理のお醤油のように、古代ローマ料理の味の基礎をつくりだすものでした。 ガルムとは魚と塩を漬け込み、熟成発酵させて作った魚醤の事です。欧米の研究者達は魚を…
古代ローマのヤマネ料理を資料に沿って再現。現代に残る古代ローマのレシピ集アピキウスの『料理書』。ヤマネの代わりに丸ごとのウズラ肉を使い2000年前の料理を蘇らせます。
どうも、にゃこめしです。 前回の記事では古代ローマのレシピ集であるアピキウスの料理書の構成と大まかな内容を紹介いたしました。 今回は、アピキウスの料理書のなかでも珍しい食材や驚くべきメニューにスポットを当ててご紹介したいと思います。 なお、最…
どうも、にゃこめしです。 前回はアピキウスの料理書が辿った歴史について書きました。↓ 今回はアピキウスの『料理書』がどんな構成になっており、各巻に書かれている内容を簡単にご紹介したいと思います。 アピキウスって誰だ?と思われた方はこちら↓ アピ…